「バーテンダーってカッコいいな」
「バーテンダーって興味あるけど、いきなりだと怖いな」
って思っている人いませんか?
初めまして!20代前半から約10年バーテンダーをしている釣り好きのひであきです。
社会人になってほとんどが都内のホテルバーでバーテンダーをしています。
この記事では、「バーテンダーになろうかな。」とか「バーテンダーってカッコいいな」って思っている人へ伝えたいと思います。
そこで本記事ではバーテンダーについて、以下の点を紹介いたします。
簡単なプロフィール
21歳より都内ホテル バーラウンジバーテンダーを2年
↓
街場のオーセンティックバーを約1年、同時にフレアバーを半年
↓
ホテルに戻りホテルバーテンダーとして、10年目のホテルマンバーテンダーです。
これを踏まえて参考にしてください。
バーテンダーの生活
1日のスケジュールは?
1、バーテンダーの生活
皆さんのバーテンダーのイメージってどのようなものですか?
大半の方は「昼過ぎに起きて夜中働き早朝自宅に帰り、寝る」と思っていると思います。
それは、半分正解で半分不正解です。
・1日のスケジュール
ホテルバーテンダーの場合
ホテルの場合、メインバーとラウンジバー等、ホテルの規模によりシフト制が設けられております。
・ラウンジバーに配属されている方は、ランチも提供している所が大半ですので、
13時出勤→ランチ提供しながら夜の仕込み→ティータイムを営業、順番に昼休憩(15時or16時昼休憩)
→17時ディナータイム→23時ラストオーダー、その後クローズ。
片付けし、0時手前に退勤ですのでギリギリ終電に間に合うかと思います。
・メインバーに配属されている方は、17時頃開店する所が大半ですので、
15時出勤→夜営業の仕込み→17時オープン(オープン後にご飯休憩orオープンまでにご飯休憩)
→0時頃ラストオーダー、その後クローズ。
片付けし、25時過ぎに退勤。もちろん終電がないので始発で帰るか、徒歩圏内の自宅に引っ越すか。
前者の場合、完全昼夜逆転にはならないと思いますが後者の場合、意識的に行動すれば昼型バーテンダー
として行動できます。
街場のバーテンダーの方は、19時頃開店する所が大半ですので、
17時出勤→営業の仕込み→19時オープン(オープン後にご飯休憩orオープンまでにご飯休憩もしくは、無し)→3時頃クローズ。こちらももちろん終電がないので、始発で帰るか、徒歩圏内の自宅に引っ越すか。
※街場はお店によってラストオーダー、閉店時間という概念がありません。「閉店時間ですのでそろそろ•••」と言わないお店があります。
街場の場合は、基本夜の街の住人として、時間を過ごすかと思いますので、昼夜逆転の生活が多いです。
ホテルバーテンダーと街場のバーテンダーの違いは?
・ホテルバーテンダーと街場のバーテンダーの違い
上記をご覧いただいたように仕事の時間が違います。
また、ホテルの場合、雇用契約が一般サラリーマンと同じですので労働時間、残業代、福利厚生等は基本しっかりしている所が多いです。
しかし、業務内容が多い部署もありますのでバー業務が終わったら仮眠して朝食シフトをするホテルもあります。
バーテンダーをやりたいのに、バー以外の料飲部(レストランやルームサービス等)に配属されることもしばしば。
出世して、偉くなるとバーテンダーとして歩むのではなく、その部署の責任者として指示しますのでお酒を作らなくなります。
街場のバーテンダーはバー業務に特化しておりますので、基本的にバーのこと以外はしません。
その分、お酒の事を深く追求する事が出来る為コアなお客様も多いです。
雇用契約や残業代に関してはホテルよりブラックなお店が多いと思います。
元々休憩がないお店や、ボーナス、残業代、深夜手当、社会保険はない場所もそれなりにありますが
こればかりはお店によって異なりますので色々と調べた方が良いです。
しかし、その分自由な所があるので、どちらを重視するかなのではないでしょうか?
バーテンダーの向き不向き
バーテンダーはどんな人がいる?
・バーテンダーってどんな人がいるのか
バーテンダーって大酒飲みで、モテるという印象があると思っていませんか?
実際は、そんな事ありません!!!
もちろん大酒飲みの方もいますし、1滴も飲めない方もおります。
お酒が飲めるバーテンダーであれば、お客様から1杯頂いても美味しく飲める一方調子に乗って飲み過ぎてしまうと仕事にならず営業できなくなる恐れもあります。
逆に1滴も飲めない方の作るカクテルのほうが美味しいというバーテンダーもいらっしゃいます。
それは、飲むバーテンダーはアルコールのピリピリ感で舌が麻痺している為おおざっぱな味わいのカクテルになってしまう話もあり、飲めないバーテンダーはアルコールが苦手な分、繊細な味わいを感じ取れるから。とも言われております。
ちなみにバーテンダーはモテる?
私はモテません笑
話せるバーテンダー、そうでないバーテンダー人それぞれおりますが、私は後者のバーテンダーです。
バーテンダーとは、お酒を提供しお客様との話をして楽しい時間を過ごしていただき明日への活力を与える仕事です。お酒を作りうんちくを語るのは、あくまでお客様との話のきっかけの手段なだけなのです。
もちろん寡黙なバーテンダーがいて、その姿をかっこいいと思うお客様がいるバーであればそれがモテの正解です。
話さなくて寡黙なバーテンダーでも、グラスが空になったらすぐ分かりますのでおかわりを伺いますし、そわそわしている素振りをしているとすぐに見つけますし、見ていないようで何かとお客様の事を見ています。
プライベートではそのおかげで『気が利く人』になります。
不向きかもしれないけどバーテンダーに興味がある人
これはお酒のことが好きな人、1つの事を追求出来る人、人を幸せな気分にさせたい人などが挙げられるのではないでしょうか。
バーテンダーは飲食業というサービス業です。相手は対人間ですので、必ず「心」があります。ホスピタリティー精神がその方にあればトークが苦手、カクテルが苦手、勉強が嫌だという方もお客様をもてなす事ができるのです。そして、何事も一生懸命やっていると応援しようという気持ちが生まれるのです。それはあなたの顧客となり、「あなたがいるから来たんだよ」といわれ、結果頑張ろうとモチベーションに繋がります。
バーテンダーの将来性
ぶっちゃけ給料はどうなの?
正直申し上げます。
低いです。
今では運良くバーテンダーの中では比較的高い部類頂いておりますが、職種の平均は低いです。
場所によってではありますが、若手のバーテンダーは17万前後が相場です。そこから税金などが引かれますので手取りはもっと低いです。年収は200万円代。
20代半ば位の経験者になっても、25万前後となります。このあたりから街場のバーですと独立を考えたり、店長として活躍して行きます。
ホテルは役職者であるキャプテンなどに昇進する年齢です。年収は300万円〜400万円代。
30代以降は35万前後。しかし、独立しチェーン店化成功すると年収は青天井です。経験もありますし場合によってはバー関係の本を出版することも出来ます。
ホテルは部署の責任者、または料飲支配人という肩書きを持ち年収600万〜700万円前後になります。
いづれも福利厚生などで条件は変わりますがボーナス、厚生年金、残業代、休日数などの条件を考慮しますと雇われている場合はホテルの方が時間帯労働は良いと思います。
将来性あるの?
考え方次第ではないでしょうか?
バーテンダーという職種はサービス業ですので不景気に弱いです。
実際コロナの影響でお客様が入ってこなく潰れる店も多数あります。
しかし、バーテンダーはサービス業でもあり職人でもあります。
お酒の知識もあり、カクテルを作ることができ、サービスもできるのです。
手に職をつければ困ることがないという職種の一つです。
このバーテンダーという職種の方は、色々転々とお店を異動している方もいます。
横の繋がりがとても広く、バーテンダー同士連絡を取り合い助け合っているのです。
かく云う私自身もホテルを転々し、社会人最初の企業以外はすべて紹介で転職し年収を上げてきました。
また、ホテルに就職しているバーテンダーは例えバーテンダーが出来なくなったとしても、ホテル内に違う部署が多数あるので会社を辞めずに違う業種につくことが可能です。
結婚しても続けられる?
バーテンダーは職種上昼夜逆転の生活になりますので必然的にすれ違いの生活です。
独立している方は、営業時間はオーナーであるあなた自身が決めるので何とでもなります。
しかし、地域密着のお店ですと顧客獲得のために近隣のお店へ営業(実際に利用し、挨拶)行ったり、お客様と休みの日に呑みに行ったりする時間も必要ですので、家庭への時間は減ります。
ホテルバーテンダーの方は、労働時間がホテル運営上、朝まで仕事にはなりません。(契約上)
ですので、ホテルで仮眠し朝帰り、再度2度寝し、昼くらいに起きればすれ違い生活にはなりません。
会社の福利厚生もホテルの方がしっかりしておりますので家庭を持ち安定を求めたい方はホテルをお勧めします。
まとめ
バーテンダーをやるならまずはホテルバーテンダーからの方がお勧め!!
雑学、色々な話を仕入れたい話したい方。
お金よりもやりがいを求める方。
飲食業だけど雇用契約がしっかりしているお店。
まずは、ホテルで経験した後、街場もしくは独立がお勧めです。
ホテルに就職であれば、休みは完全週休2日が多いです。その休みの日にお酒の勉強や他店視察、自己啓発など自己投資の時間に費やすことが出来る為色々と勉強出来ると思います。
ホテルよりの記事になってしまいましたが、私筆者自身バーテンダー歴はホテルバーの方が経験が長いのでご了承ください。
以上、バーテンダーに興味を持っている人の参考になれば嬉しいです。
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